2016年04月08日

ミューラー会長

ミューラー会長

ミューラー・マルティニ ジャパン㈱(本社・東京都板橋区、宮﨑靖好社長)は4月7日、ミューラー・マルティニグループの会長を務めるルドルフ・ミューラー氏が来日したことを機に同社会議室で記者懇談会を開催し、drupa2016の出展概要の一部を発表した。

 

会の冒頭、あいさつに立ったミューラー会長は、「現在の進化の方向性としては、新しい情報流通技術の応用やいっそう高度な自動化への取り組みとなるインダストリー4.0を踏まえ、機械とシステムのデジタルネットワーク化へと進んでいる。そこで当社では、“フィニッシング(Finishing)4.0”という新しいコンセプトを立て、来場者のみなさんを驚かせる技術・提案を披露する」と、drupa2016出展の意気込みを表した。

 

今回のdrupa2016で、ミューラー・マルティニ社はホール2のA49にブースを構える。

新しいコンセプトとなる「フィニッシング4.0」とは、最新の情報技術を生産現場のシステムに結合させることで、印刷・製本会社のオペレーションを透明化して、より高効率かつ柔軟にするもの。

すべての機器・システムで生産に関わる情報を共有し、あらゆる工程でその情報を活用することで、無駄のない高効率の生産体制を目指す。

また、印刷物の小ロット化・個別化が加速し、それにともなってジョブ数が増大している状況に対応できるポストプレス工程を構築するために、すべての製品を見直し、アップグレードあるいは設計をやり直して、フィニッシング4.0対応機として発表する。

 

アレグロ・デジタル

アレグロ・デジタル

ミューラー・マルティニ社の主な出展製品は次のとおり。

▽アレグロ・デジタル

無線綴機としては世界で初めてモーションコントロールを採用した毎時7000回転機に、「タッチレスワークフロー」という付加した。

ローディングされたブックブロックを自らが測定し、運転しながら次々と自動でセットをしていき、1部ごとの製本を完成させるというワークフロー機能を装備した。

 

▽プレストⅡデジタル

パートナー企業のフンケラー社およびハイデルベルグ社との共同開発により、ロールおよびカット紙を兼用する給紙システムを実現。

従来は、印刷したロールとカット紙はそれぞれ異なる給紙加工ユニットおよびワークフローが必要だったが、新開発の給紙機構とフィニッシング4.0理念に基づいたワークフロー制御により、ロールとカット紙が混在する環境でも短時間の切り替えにより、1台で中綴じ製本を処理することができる。

また、機械を止めることなく、8ページと12ページの折丁を連続的に生産できるので、8ページ刻みではなく4ページ刻みで総ページ数を設定することができるようになる。

 

プレストⅡデジタル

プレストⅡデジタル

▽バレオ

連続式の高速・安定生産性および間欠式の高品質製本という両方のメリットを採り入れるために、モーションコントロール技術を活用して開発された、3クランプのワンオフ(1冊製本)無線綴じ機に機能を拡充。

デジタル印刷機との連携を前提とし、ブックブロックをコンベアで流し込むと、背糊加工、表紙プレス、乾燥、そして仕上げ断裁されて、完成本となる。

ユニークなバリアブルのクランプ駆動方式で製本品質の高さを保ちつつ、最小1冊という極小ロットのソフトカバーを生産するための最新の品質管理とフィニッシング4.0ベースのワークフローシステムを装備した。

 

▽プリメーラMC

ミッドレンジ中綴じ機「プリメーラ」にモーションコントロールを搭載。

フライングステッチャーやマジックホイルなどの独自設計は維持しながら、制御系を一新。

それぞれのステーションが個別のサーボ駆動となり、セットアップをさらに正確に短時間で実現できる。

また、モーションコントロールの採用でフィーダーの選択肢が増え、標準の平積みフィーダーに加えて、積みやすさが特徴の正面積み縦型フィーダーを選択できるようになった。

 

 

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