2016年04月04日

全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL、宮崎安弘会長)は、3月24、25の両日、東京・北区のJR王子駅前の北とぴあ展示ホールで、「2017年版カレンダー新作展示会」を開き、JCAL加盟のメーカー各社が手掛けた2017年版の名入れカレンダー約1500種類を公開した。同展は、日本最速・国内最大級のスケールで開催する名入れカレンダーの専門展示会。全国団扇扇子カレンダー協議会(全協)と日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協)が後援した。

 
13回目を迎える今回は、来年の平成29年(2017年)版カレンダー約1500点をジャンル別に展示するとともに、毎年恒例のJCAL選出の優秀賞受賞作品の発表展示、中南米や南西アジアの現地カレンダーを展示するなど、生活必需品であり、販促ギフトとしても魅力的な商品である名入れカレンダーを販売業者だけでなく一般ユーザーにも広くアピールした。

 

近年、卓上カレンダーの利用度が増加傾向

近年、卓上カレンダーの利用度が増加傾向

 

24日午前10時から開会式が開かれ、主催者を代表して山口茂幸副会長が次のとおりあいさつした。
「今回で13回目、王子に戻って5回目の新作展示会となる。来年のカレンダーを今の時期から作っているカレンダー業界の諸事情を皆さんにご理解いただく場にもなっているのでぜひじっくりとご覧いただきたい。
17年度版出版にあたり、暦文協から日本の正確な暦を掲載する正規のカレンダー製品としての推奨をいただき、その証としてカレンダー表紙に暦文協マークと推薦文を掲載することになった。
近年、卓上カレンダーの利用度が増えており、17年度版も増加傾向にあるのが特徴。外務省からご提供いただいた中南米のカレンダーを見ると非常にお国柄が出ている。日本のカレンダーも文化を伝える商品であり、われわれもなお一層頑張って作っていきたい。業者の方には1500点余のカレンダーが一堂に会するのは年1回なので、じっくりと研究してよりよいカレンダーを作っていただきたい」

 
来賓あいさつでは、JCALの顧問を務める衆議院議員の赤松広隆・今村雅弘・山際大志郎ら3氏はじめ、高橋淳子経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課課長補佐、橋場健外務省中南米局中米カリブ課長がそれぞれ祝辞を述べた。

 
赤松顧問は「カレンダーは文化であり、時の景気状況を反映する一番わかりやすい鏡になっている。社会が発展し、様々な出来事があること、催事が沢山行われることが業界発展につながる」、今村顧問は「今年も力作揃いで素晴らしい。歌は世につれ、世は歌につれという言葉もあるように、カレンダーも世の中のニーズをかなり的確に表している。ネット社会と言われるが、カレンダーを見るたびにヴァーチャルではなく手に触れることのできるリアルなモノの大切さを感じる。優れた企画力と印刷技術を活かして日本の一つの産業の柱になるように期待している」とそれぞれ述べた。

 

世界的な「津波の日」制定の動き

 

さらに山際顧問は「カレンダーは一番時流を反映するもの。来年のカレンダーは卓上が多く、多少小粒とのことで、知恵と工夫が求められる状況になっていると感じる。これを前向きに捉え、日本の状況をさらに洗練させていくステージに今年1年なっていくのではないか。暦関係に関して随分国会で議論しなければいけないことがあることを皆さんとお付き合いするようになってわかった。休日ではないが今国連津波の日が議論されている。11月5日を全世界における津波の日にしていこうという動きである。カレンダー業界にも影響がある。われわれも皆さんとコミュニケーションを取りながら、しっかりお手伝いしたい」と国会議員の立場からサポートしていく考えを示した。

 
高橋課長補佐は「企業名の入ったカレンダーは1年間飾られるので大変強力な広告ツールであり今後もカレンダーの重要性は変わらない。中南米にも輸出しているとのことで、クールジャパンを推進する上で技術の高いカレンダーは日本の発信力を高めるツールとしても大きな力がある」と述べ、コンテンツとしての可能性を強調した。

 

中南米とカレンダーで交流

 

東京にある各国大使館から提供された中南米カレンダーコーナー

東京にある各国大使館から提供された中南米カレンダーコーナー

 

 
橋場課長は「外務省では平成2年からJCALの協力を得て日本のカレンダーを寄付していただき、中南米地域で日本のカレンダー展を開催してきた。開催当初はわずか3カ国での実施だったが、日本のカレンダーは現地で好評を博し話題を呼んで本年は20カ国以上での実施を予定している。日本のカレンダーは外国と比べ、内容の多様さ、美しさは抜群で、中南米の方には大変な驚きをもって受け入れられている。展示会は幅広い年齢層に人気を博しており、中南米の方々がはるか遠い異国の地である日本の文化や風土に触れて理解を深めるという意味で大変貴重な機会となっている。展示会後にはカレンダーを配布しているが、あっという間になくなり、お金を払ってでもほしいという人もいる。中南米は日系人も多く、日本との絆を再認識する機会にもなっている。これまでのJCALのご協力に少しでも応えたいと思い、東京にある各国大使館からご提供いただいた中南米カレンダーコーナーを設置させていただいた。ぜひ、現地のカレンダーを通じて中南米のお国柄を感じていただきたい」と長年にわたる協力に感謝の意を表した。

 
このあと、来賓と山口JCAL副会長、高田廣一全協会長の7人でテープカットを行い、開幕した。

 

 

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