2016年03月08日

特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会(工藤強勝理事長)は3月1日、「日本タイポグラフィ協会顕彰 第15回佐藤敬之輔賞」の受賞者を発表した。企業・団体部門で㈱イワタ(本社・東京都千代田区、水野昭社長)が選出された。

 

佐藤敬之輔賞は、タイポグラフィに関する革新的な提言、発言、研究発表、デザイン教育など、多方面におよぶ同氏の功績を称えて創設されたもので、タイポグラフィ界で活躍した個人、企業、団体に対して贈られる賞。

 

今回のイワタの受賞については、活字母型から写植、デジタルフォントへと技術変化に対応しながら、すぐれた書体を提供し続けてきた功績が認められた。

 

イワタは岩田母型製造所として大正9年に創業。昭和16年には新聞用扁平書体を開発し、後に多くの新聞社で採用され続けることになる「イワタ新聞書体」の起源となった。また、活字母型の製造販売を通じて培われた文字の知見を元に、写植の時代においては書体を増やし、広く使われた。そして現在は、保有している約30万字のアナログ原字を高品位のデジタルフォントへと変換し、価値ある伝統を活かしている。その文字は、全国で新聞25紙にも採用され、6割近くのシェアを占めている。

 

 

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