2016年03月22日

大日本印刷とホスピタルネットが提供する、繰り返しチャージできるプリペイド型の非接触ICカード(電子マネー)で、病院内の自動販売機や売店などの支払いができるキャッシュレスシステムが、埼玉県の医療法人藍生会不動ヶ丘病院(以下:不動ヶ丘病院)で採用された。

 

精神科等の病院では、入院患者の自立を支援していくため、自動販売機や売店、ランドリーなどの支払いをできる限り入院患者本人に任せたいというニーズがある。しかし、現金決済では、お金の使いすぎや紛失などのトラブルが起こりやすく、それを防ぐために病院スタッフが患者の金銭を管理することが多いことから、その業務負荷が課題となっている。この課題に対してDNPとホスピタルネットは、現金を持ち歩く必要のない、プリペイド型の電子マネーを利用した病院向けキャッシュレスシステムを発売した。1枚のカードで病院内の自動販売機や売店、ランドリーなどの支払いが行えるほか、1日あたりの利用限度額の設定や利用履歴の確認、カード紛失時の利用停止などが可能で、金銭トラブルを軽減し、患者自身の金銭管理を側面から支援する。今回、本システムが不動ヶ丘病院で採用された。

 

繰り返しチャージできるプリペイド型の電子マネー用カード1枚で、病院内のさまざまな支払いができるキャッシュレスシステム。管理サーバーで利用履歴の確認や利用明細のプリントアウトが可能で、患者一人ひとりのお金の使い方を“見える化”する。また、1日の利用限度額の設定によって使いすぎを防止できるほか、カードの紛失や盗難の際には即時に使用を停止することができる。

 

DNPとホスピタルネットは、電子マネー用の非接触ICカードと金額の加算減算の管理サーバー、チャージ用機器、残高確認用端末、キャッシュレス対応の各種機器(ランドリー、自動販売機、電話、テレビ、冷蔵庫など)から、各病院のニーズに合わせて最適なシステムを構成して提供する。

http://www.dnp.co.jp/news/10100437_2482.html

 

【不動ヶ丘病院での事例】

 

不動ヶ丘病院はこれまで、現金の利用によるトラブルを防止するために、自動販売機用の磁気プリペイドカードシステムを使用していた。しかし、機器の老朽化などにより読取り不良が多いことや、病院内でチャージできないことなどの課題があった。これらの課題の解決に向けて今回、DNPとホスピタルネットが提供するキャッシュレスシステムを採用し、2016年3月に、自動販売機とチャージ機での利用を開始した。今後は、ランドリーなどでも利用できるようにする計画。
今回のキャッシュレスシステム導入により、以下のような改善が期待できる。
患者自身が“おこづかい”を調整し、金額を決めてチャージできるため、患者の自立支援につながるとともに、病院スタッフの金銭を預かる業務負担を軽減できる。
非接触ICカードを利用するためリーダーライターの故障や読取りの不具合が起こりにくく、メンテナンスの負荷が軽減できる。
リーダーライターにカードをかざすだけの簡単な操作のため、読取り不良が起こりにくく、入院患者自身が利用しやすい。
自動販売機以外のランドリーなどの用途で利用できる。
退院時など、チャージの残高がある場合は、返金が可能。

 

 

 

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