2016年03月12日

『さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》』

『さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》』

ライオンは、大日本印刷と共同で、「点字」と「触図」を用いた、視覚障がい者の方にも役立つユニバーサルデザイン健康読本『さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》』を、内容を音声で読み上げる音声コードを新たに採用して改版し、2016年3月から全国の点字図書館への寄贈や申込みをした人への送付を開始した。

 

 

「触図」は、視覚障がい者の方が触って理解できるように、絵や図を凹凸で立体的に表現したもの。盲学校など教育現場においては、従来から理科の実験説明図や社会科の地図などに「触図」が広く活用されているが、生活に役立つ健康情報での活用事例は少なく、その中でライオンとDNPは2004年から「触図」を採用した「さわってわかる歯みがきの本」を発行している。

 

 

 

『さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》』の特徴

 

1 内容を音声で読み上げる音声コードを新たに採用

各ページに音声コード(Uni-Voice)を掲載。携帯電話等でコードを読み取ることで、本の内容を音声で聞くことができる。

Uni-Voiceは、JAVIS(日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した、漢字を含む文字データを約800文字記録できる携帯電話対応2次元バーコード。読み取った内容は音声で読み上げられる。読み取りには専用アプリ(無料)が必要。
 
2 大きいサイズでリアルな触感の「触図」

歯周病の症状が進行する過程や、それぞれの症状に対応したセルフケアの方法について、凹凸によって知覚できる「触図」で表わしている。特に歯周病の症状の特徴である歯ぐきの「触図」はサイズを大きくし、かつリアルな触感を再現するなど、わかりやすくなるように仕上げた。
 
3 弱視の方や色弱の人にも読みやすい「拡大文字」や「コントラストを強調した色」を使用
 
4 「点字」や「触図」を読む際の手指に配慮し、製本金具を使用せず、紙を折り込んで形にする折り製本
 
5 点字印刷には、透明樹脂が立体的に盛り上がる特殊技術を活用したシルクスクリーン印刷を採用

通常のインクで印刷した文字に重ねて、透明樹脂のシルクスクリーン印刷で点字を印刷しているため、文字がゆがんだりせず、弱視の人や家族の人が文字を読むときにも点字の影響を受けない。一緒に読むことができ、より理解を深められる。

 

 

ライオンはCSR活動の一環として、1991年から視覚障がい者を対象に点字版「ライオン製品情報」を発行している。また1992年からは弱視の人に向けた大きな字の「大活字版」を発行し、2003年からは生活者のパソコンの音声ソフトを用いて読みとることができるメールマガジン「ライオン製品&生活情報“音メール”」を年4回発行するなど、情報のバリアフリー化を推進している。そのほか、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所では1994年から視覚障がい者への歯科保健の普及・啓発活動を実施してきた。

 

DNPは2000年に包装設計指針として「USE・FULL? Packaging」を定め、ユニバーサルデザインや環境に配慮したパッケージ開発を行ってきた。DNPが制定した包装における「UD5原則」をベースに、「UDチェック」や「ユーザビリティ調査」といったDNP独自の手法を用いた「DNP UDコンサルティングプログラムUD Smile-up」も展開している。このプログラムを活用し、ライオンをはじめ、多くの企業とともに新製品の開発や既存製品の改良などで生活者視点によるモノづくりを実践し、パッケージを通じて製品の付加価値向上に取り組んでいる。

 

○UD5原則 原則1 必要な情報のわかりやすい表現/原則2 簡単で直感的な使用性/原則3 使用の際の柔軟性・安全性/原則4適量な重量・サイズ/原則5 無理のない力や動作での使用感

 

 

 

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