2016年03月07日

プレdrupa2016インターナショナル・メディア・カンファレンスの2日目3月1日午前10時(=現地時間)からのプレゼンテーションで、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの真茅久則社長、伊藤卓夫技術本部長らは、drupa2016で、スーパーワイドフォーマットUVインクジェットプリンター「Uvistar Hybrid 320』を公開することを明らかにした。順次ワールドワイドでの販売を開始する。
drupa2016の富士フイルムブースでは、同製品をワイドフォーマットエリアの中央ステージに展示し、鮮明で高精細な印刷品質、「195平方㍍/時」の高生産性などを実機デモによって紹介する。

 

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「Uvistar Hybrid 320」プレゼンテーションのもよう

 

8色+ホワイトインク、新開発の搬送機構を装備

Uvistar Hybrid 320は、3・2mの印刷幅を持ち、フラットベッドとロールプリンターを組み合わせたハイブリッド方式のスーパーワイドフォーマットプリンター。FUJIFILM Dimatix社製「Q-Classプリントヘッド」と、FUJIFILM Speciality Ink Systems社製UVインク「Uvijet」、さらに、画期的な吸着システムを持つ基材搬送機構により、優れた印刷品質・生産性、幅広い機材への適応性を実現している。

 

高精度な描画が可能な「Q-Classプリントヘッド」とUVインクの組み合わせにより、高品位なフルグレースケール出力が可能に。また、CMYK・Lc・Lm・Lk・オレンジの8チャンネルのインクは、鮮やかな発色と幅広い色域を実現。色合わせが難しいとされていたPantoneや企業ブランドなどのカラー再現にも最適。インクのチャンネル構成は、隠ぺい性の高いホワイトインクを追加した9チャネルにも対応。

 

8チャネルインクの採用と優れた基材搬送性の相乗効果により、最高195平方㍍/時という圧倒的な生産性を達成した。また、「連続ボード出力機能」により、複数のボード基材をセットした連続出力が可能。ジョブ間のセット時間が短縮でき、作業効率が大幅に向上する。

各種基材への高い密着性を備えたUVインク「Uvijet」と、ロール基材・ボード基材いずれにおいても正確で安定した搬送性を発揮する新開発の搬送機構により、多種多様な基材への出力が可能。

 

 

優れた品質・出力安定性を支える新技術

 
Uvistar Hybrid 320では、新たに2つの革新的技術を採用することにより、安定した高画質・高速出力を実現している。

(1)Versa-Dropジェッティングテクノロジー
FUJIFILM Dimatix社製「Q-Classプリントヘッド」を用いた独自の描画技術。10~30plの液滴サイズを使い分けながらグレースケール出力が可能で、高速出力時でも高精細な画質を実現する。さらに、Uvijetのオレンジインクを採用することで色域を30%拡大。いっそう豊かな表現力を提供する。

 

(2)インテリジェントバキュームシステム
ユニークな形状のベルト(tri-lobal belt)による搬送と、6ゾーンでバキュームをきめ細かく制御する「インテリジェントバキュームシステム」により、ロール基材・ボード基材を確実に搬送。クラス最高の基材搬送性を実現している。さらに、搬送時のロール基材のしわを防止するテンションバー、背面のピンチローラーを組み合わせることで、ボード基材も安定した搬送が可能。多くのハイブリッドプリンターで課題となっていた基材搬送時のトラブルを解消する。

 

 

充実したラインアップで多様なニーズに対応

 
FUJIFILM Speciality Ink Systems社のマーケティングマネージャー、マイク・バタスビーは、富士フイルムのワイドフォーマットソリューションとUvistar Hybrid 320の位置付けについて、こう述べている。

「富士フイルムのワイドフォーマット製品は、ミッドレンジの『Acuity Select』シリーズから、ハイエンドのInca社『Onset X』シリーズ、B2サイズの枚葉デジタルプレス『Jet Press 720S』までの幅広いラインアップが揃い、顧客はサイズ・納期・生産量に応じて最適な機種を選択できるようになった。今回、スーパーワイドフォーマット市場向けのシステムとして新たに加わった『Uvistar Hybrid 320』は、最新技術の採用により最高レベルの品質・生産性を追求した製品である。この革新的なシステムが、顧客のビジネスの成長に大きく貢献すると確信している」
 
 

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