2016年02月22日

Primefire106

「Primefire106」

ハイデルベルグ社は、B1判インクジェット印刷機「Primefire106」を富士フイルム㈱および富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱と共同開発し、drupa2016で初披露することを、2月19日に開いた記者会見で発表した。

 

「Primefire106」は水性顔料インクによるB1判インクジェット印刷機。

機械本体はスピードマスターXL106をベースにしており、フィーダー、コンディショニングユニット(インク定着性を良くするための下地処理)、インクジェット印刷ユニット(7色分)、乾燥ユニット、コーティングユニット(全面およびスポットも可)、デリバリーという構成となっている。

まずはパッケージ印刷市場での活用を想定していることから対応紙厚は0.2~0.6㍉で、薄紙への対応については今後開発を続けていく。

解像度は1200×1200dpiで、CMYKにグリーン、オレンジ、バイオレットを加えた7色印刷により、オフセット印刷よりも大幅に広い色再現領域を持ち、高品質印刷を追求した。

インクは脱墨性があり、印刷物のリサイクル性という点にも配慮されている。

drupa2016では品質面をアピールすべく動態展示が行われる。

フィールドテストはdrupa2016後に欧州で開始し、販売開始は2017年を予定している。

 

リンツバッハCEO(左)と吉田会長

リンツバッハCEO(左)と吉田会長

会見に登壇した富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの吉田整会長は「戦略的パートナーシップを結んでからわずか1年半でこの革新的な機械を開発するにいたった。その間のプロセス、チームワークは素晴らしいもので、ハイデルベルグ社が世界のリーダーである理由がわかった気がする。我々がともに開発したインクジェット技術によって、世界の印刷産業を拡大させることができると思う」と述べた。

 
ハイデルベルグ社のリンツバッハCEOは「富士フイルムおよび富士フイルムグローバルグラフィックシステムズはとても信頼できる会社で、互いの強みを出し合えば成功できると確信してパートナーシップを結んだ。互いが持つ技術の棚卸しから始まり、日本語で言うところの“合宿”を14回重ねて膝を突き合わせて意見を交わし、1つのチームとしてプロジェクトを進めてきた」と固い結束と決意を持って臨んだプロジェクトであることを強調した。

 

デジタル印刷機の名称を「fire」に統一

 
また、同社が販売するデジタル印刷機の名称を一新することもあわせて発表された。
電子写真方式のPOD機は「Versafire(旧称:ライノプリント)」、立体物にインクジェット印刷を施すモデルは「Omnifire(旧称:ジェットマスターディメンション)」、フレキソ印刷機にインクジェットユニット組み込んだモデルは「Labelfire(旧称:ガルスDCS340)」となり、同社のデジタル印刷機群はすべて「~~fire」という呼称に統一される。

 

drupa2016では、Primefire106のほかに、Omnifire250、Labelfire340、Versafire CV/CPを出展する。

Omnifire250は、サイズが10~300㍉、重さが5㌔グラムまでの立体物に、4色+白のインクジェット印刷ができるもの。

出展はされないものの現在はサイズが1000㍉の被印刷体に対応するモデルOmnifire1000も開発がされており、さらに大きな被印刷体に対応するOmnifire XLの開発も進んでいる。

 

 

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