2016年02月03日

凸版印刷は、1956年に「築地体」を源流として誕生した凸版印刷のオリジナル書体を改刻し、電子媒体にも対応した「凸版文久体」を2013年から開発。このほど「凸版文久体」ファミリーの第4弾として見出し用ゴシック体「凸版文久見出しゴシックEB」を、2016年2月上旬から提供開始する。

 
「凸版文久見出しゴシックEB」は、2015年5月から提供している「凸版文久見出し明朝EB」と対をなすもうひとつの見出し用書体で、太くしっかりとした線画でありながら角張らない設計で、力強さとやさしさを兼ねそなえ、読み手の目線を惹きつけるデザインが特徴のゴシック体。凸版印刷のオリジナル書体とその源流である築地体の骨格をベースに、現代的なニュアンスを取り込み、あらたにデザインした。画一的なデザインではなく、文字本来の骨格を活かした太くのびやかな線画の和文と、和文に調和しながらエッジの効いた存在感を放つ欧文により、文字の美しさとインパクトを造形。伝統的でオーソドックスな形を継承しながら、時流にあった見出し用書体を実現している。

 
凸版印刷は「凸版文久体」について、「凸版文久見出しゴシックEB」に続き、5書体目となる「凸版文久ゴシックDB」の開発を推進し、2016年に「凸版文久体」ファミリー全5書体の提供を目指す。また、多くの読者に読みやすい環境を提供するため、ライセンス提供先の拡大を図り、さまざまなサービスに展開していく。

 

凸版印刷のオリジナル書体は、1956年に金属活字として誕生し、以来多くの書籍で用いられてきた。書体デザインは現代のデジタルフォントに多大な影響をおよぼした「築地体」を源流とし、平明単純で読みやすく親しみやすいデザインが特徴。「凸版文久体」は、このオリジナル書体を、電子媒体でも読みやすい文字を目指して改刻した新書体で、2014年2月から本文用の「凸版文久明朝 R」、「凸版文久ゴシックR」、見出し用の「凸版文久見出し明朝EB」を順次提供していく。
 
 
○築地体 明治時代の東京築地活版製造所(印刷・活字製造業)の明朝体活字で、日本の明朝体活字の源流のひとつ。

 
○IVS Ideographic Variation Sequence/Selectorの略。文字符号としては同一視される字形の違いを使い分ける仕組み。

 

 

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